第4回子育て支援指導者向け研修会
2019年11月11日
『乳幼児期の過ごし方 ~発達に即した支援~』
お茶の水女子大学名誉教授 高濱裕子氏を講師にお迎えし、県内各地より39名の参加で行いました。乳幼児期はどんな時期で、何を考慮する時期なのか。はじめに認知能力と非認知能力について認知能力が重要とされていた従来の扱いから非認知能力や感情発達に光を当てようと捉え方の変化についてお話されました。乳幼児期の親子関係、乳幼児期の発達課題においてはパーソナリティ発達の節目と親がすべきこと、双方の課題について挙げられました。乳幼児期の感情発達の特徴では乳児期から幼児期の感情のやりとりの成り立ちから感情経験がどのように変化していくのか、感情を言語化していくことの大事さ、他者との関係や地域における経験が感情調節にどうかかわっていくのか、大量データを用いた保育効果の分析をご紹介されました。保育者は子ども同士の関係においてどのように関わっていくべきか、乳幼児期に求められる保育者の視点について再確認の機会となる貴重な講演となりました。