第2回子育て支援指導者向け研修会
2020年09月12日
「遊びの質と大人の関わり方】 9月7日(木)13:20~16:00
アイーナ5階 会議室501
県内各地より21名の参加で行いました。盛岡大学短期大学部
幼児教育科准教授 岩崎基次氏を講師にお迎えしての講演では
大人の目には「いたずら」と捉える乳幼児の行動も貴重な体験の場。
経験は学びの場であり、子どもが関心をもったことには大人は丁寧に
対応し、知識を教えようとするのではなく、応えていくことの大切さに
ついてお話されました。子ども同士のけんかの場面を例に、けんかを
しないようにと体験をとり除くのではなく、子どもの思いに共感し、
どうすれば良かったのか手立てを伝え、一緒に考えることが子どもの
成長に応じ自分で考え判断する力が育くまれることにつながる。
子どもの主体性が育つ言葉のかけ方から「ほめ言葉」ついても考えました。
幼児教育において育みたい資質、能力とされる「知識及び技能の基礎」
「思考力、判断力、表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」の
3つの柱を重視し、子ども自身が考え、判断し、工夫をしたり想像力を
高める関わりを大人が意識することの大切さを再確認しました。
参加者より「言葉かけや関わり方、乳児期からの環境設定の大切さを
あらためて感じました」「子どもの可能性を発揮するために大人の在り方を
考えられる内容でした」等の感想をいただきました。