第4回子育て支援指導者向け研修会
令和2年度子育て支援コーディネーター研修会
2020年12月06日
「こどもの便秘」 講師:米沢俊一氏
12月2日(水)13:30~16:00 会議室501
便秘で苦しんでいるお子さんが多いということに着目し、こどもの便秘について
子どもは未来もりおかこどもクリニック院長 米沢俊一氏を講師にお迎えし
18名の参加で講演をいただきました。前半の便秘についての講演では
乳幼児の便秘のメカニズム、便秘症の定義・病態・治療について学びました。
便秘とは便が滞ったまたは便が出にくい状態であり、便秘によって生じた
腹痛や腹部不快感、不安、排便時の痛みや出血などの症状が診療や
治療の対象となるやまい(病気)が便秘症の定義です。乳幼児に多く
見られる機能性便秘は小児便秘の専門医または小児科を受診、治療
することで治ります。お子さんに便秘と思われる症状が見られた際には
受診が望ましいとのことです。また家庭でも日頃から早寝・早起き、食事前後の
30分のゆとり時間、安心な場所での排便など排便リズムを作ることの
大切さを挙げられました。後半の子育てに関するフリーディスカッションでは
参加者より事前に寄せられた質問に回答いただきました。子どもの発達
プログラム「知・情・意」をバランスよく育てるためにどのように関わるとよいのか
母親、また家族の役割について要点を挙げられました。専門的視点からの
お話により明確になったことを実践へとつなげていきたいと感じました。