第3回子育て支援指導者向け研修会
2021年10月09日
令和3年度 第3回子育て支援指導者向け研修会
「子どもの正常発達と発達障害について」 9月29日(水)13:30~15:30
日ごろの相談業務の中には、お子さんの発達の遅れや障がいの判断基準などの相談があります。
子どもは未来もりおかこどもクリニック院長 米沢俊一氏を講師にお迎えし、子どもの正常発達と
発達障害をテーマにご講演いただきました。
発達症のために社会適応の問題が生じ、自分あるいは周囲に困り感が出てくる状態を指す障害。
認識の関係性が相互に支えられながら発達していく定型発達と認識の発達と関係性の発達のどちらかに
障害が生じた状態である発達障害について各年齢ごとの定型発達、発達障害の種類と特徴について確認をしました。
また、関係性の発達は母子の愛着から始まり、子ども時代の一番深刻なこころの病は愛着関係を持てないこと、
あるいは愛着の絆が壊されることから愛着についてお話されました。発達障害の診断基準は困っているレベルによります。配慮があればうまくやれる、ほとんど困っていまい、特別なことがなければ気づかれないレベルは発達の特徴であり、
現実に困っていて対応が必要な状態であれば発達障害と診断をつけます。様々な障害の特徴と判断基準、二次障害について学び、子どもの気持ちを受け止め寄り添うことの大事さ、支援者に求められる相談対応時の要点を再確認するご講演でした。