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赤ちゃん誕生までの心と体のサポート

子宮内に新しい生命が宿り、約280日を経て赤ちゃんの誕生を迎えます。パパはママの心身の変化を理解し、ママをいたわり、新しい家族を迎える準備をしましょう。

• 高い所の物をとる
• 掃除機をかける（中腰はわりとつらい）
• 布団の上げ下ろし
• お風呂掃除
• その日の行動や居場所は、毎朝知らせる
• 毎日優しい言葉がけをする
• 遅くなりそうな時には、必ず電話を入れる
• 早めに帰宅する

出産は夫婦でのぞみましょう。

出産を迎えるための準備

• 書類や必要な物の準備と置き場所の確認
  入院準備品、母子健康手帳、健康保険証、印鑑、診察券など
• 連絡先・連絡方法の確認
  夜中や早朝に陣痛が起きたときの病院への連絡方法や受入れ態勢をチェック、タクシー会社、実家、勤務先など
• いつでも連絡がとれるようにしておく
• 出産予定日が近いことをあらかじめ職場に伝えておく
• 入院のタイミングは、妊婦健診などで確認しておく

• 初産の場合は、陣痛が概ね10分（経産で概ね15分）おきになったら病院に連絡し入院の準備をする
• 破水した場合には、すぐに病院に連絡する
• 出血が多いなど不安な症状があったら病院に連絡し確認する

退院までのサポート

出産は女性にとって大仕事です。分娩が近づくにつれて不安や緊張が高まってくるので、できるだけそばにいてリラックスして分娩にのぞめるようにサポートしてあげましょう。

出産までのサポート

• できるだけ面会に行き、ねぎらいの言葉をかけましょう。
• ママが欲しい物、ママがして欲しいことなどを聞いてあげましょう。
• ママと話し合って赤ちゃんの名前を決めましょう。
• ママと赤ちゃんを迎える準備をしましょう。（自宅の掃除など）
• 退院に付添い荷物の整理や必要な手続をしましょう。

注 意

• 出生届を忘れずに（生まれた日から14 日以内に届出が必要）
• 手続窓口　住所地又は本籍地の市町村窓口
• 持参する物　出生届、出生証明書（医療機関発行）、印鑑、母子健康手帳

コミュニケーションを大切にし、心身のサポートが必要です！

マタニティ・ブルーズとは･･･

出産後1週間以内に訳もなく涙が出たり、食欲低下、不眠、気分の落ち込み、不安感などの症状がみられることがあります。長くても1日から2日ぐらいで自然に良くなり、普通は治療の必要がありません。

からだの回復

妊娠中に変化したからだがもとに戻るのには、約6～8週間かかります。その間は無理をしないよう、休養がとれるように環境を整えてあげましょう。

産後うつ病とは･･･

出産後数週から数ヶ月（多くは3カ月）頃に以下のような症状がみられることがあります。

• なんとなく憂鬱
• 眠れない
• 赤ちゃんの泣き声を聞くと不安
• 赤ちゃんが可愛いと思えない
• やらなければならないと思うが思うように出来ない

自分でも病気だと気づかず深刻化することがあります。
何よりも身近にいる家族が早く発見し、適切な機関に相談するか、又は受診して治療することが大切です。

産後のメンタルヘルスケアとして、退院までの間にママの心身の様子を質問票によりチェックし、サポートが必要なときは医療機関と市町村とが連携して対応しています。