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企業等の取組事例紹介

パンチ工業株式会社さん

  • ゲンコツマークは、「商品である金型用パンチ/ピンと企業としての勢い」を表現しており、斜線は、「稲妻のごとく業界に新風を送らんとする」意気込みを表現しています
    ゲンコツマークは、「商品である金型用パンチ/ピンと企業としての勢い」を表現しており、斜線は、「稲妻のごとく業界に新風を送らんとする」意気込みを表現しています
  • 弊社で初の試みとなる『パンチファミリーデー』を開催
    弊社で初の試みとなる『パンチファミリーデー』を開催
  • ワーク・ライフ・バランスセミナーの様子
    ワーク・ライフ・バランスセミナーの様子
  • 男性講師による女性活躍推進セミナーを開催(宮古工場の様子)
    男性講師による女性活躍推進セミナーを開催(宮古工場の様子)

企業概要

取組内容

令和4年度 男性社員のワーク・ライフ・バランスモデル創出事業

Q.この事業に取り組もうと思ったきっかけを教えてください

 弊社では、働き方改革の一環として、女性活躍推進チームを発足させ、活動しています。育児・介護の支援や家庭と仕事を両立するための制度の見直しなどを行っている中、社員からは職場の環境改善を求める声もたくさんありました。
 女性が生き生きと働くためには、男性社員の協力も必要不可欠となります。「誰もが働きやすい会社」「誰もがあたりまえにキャリアを積める会社」「働きがいのある会社」を目指し、男女問わず、仕事と生活の調和を図り、社員全員が能力を最大限に発揮できるような取り組みを行いたいと考えておりました。弊社の人的資本経営の取り組みとして、総実労働時間の削減・有給休暇取得率のUP・女性役職者比率の引き上げなどを目標として掲げており、今回はその取り組みの一つして参加しました。


Q.具体的に取り組んだ内容を教えてください

 『パンチファミリーデー』『ワーク・ライフ・バランスセミナー』『女性活躍推進セミナー』の3つの取り組みを実施しました。
 『パンチファミリーデー』は、社員のお子さんを招待し、職場見学会を開催しました。お父さんやお母さんが働いている姿を実際に見学してもらい、その後にパンチ工業に関するクイズ大会やものづくりの楽しさを学んでもらうため、コマ対戦や缶バッチ製作など行い、親子で楽しんでもらいました。
 『ワーク・ライフ・バランスセミナー』は、今後の働き方について、ディスカッションなどを交え、介護・育休・アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)・イクボスなど幅広いテーマでの講義となりました。
 『女性活躍セミナー』では、外部講師による「男性目線の女性活躍」をテーマに講義を行いました。女性と男性の考え方の違いや女性活躍推進についての課題など、改めて気づきを得られる講義となりました。


Q.取組後、男性社員さんの意識や行動に変化はありましたか?

 弊社でも数年前から『女性活躍推進』などの取り組みは実施しているものの、言葉だけが先行し、個々の考え方を変えるには非常に難しいものがありました。そのような状況下、今回ファミリーデーやセミナーを開催しましたが、多くの社員が前向きに参加し、また、女性活躍推進やワーク・ライフ・バランスは会社全体で取り組むべき課題と認識したとの声も多く、少しずつではありますが、考え方にも変化が出てきております。
 男性社員からも、ワーク・ライフ・バランスセミナーや女性活躍推進などの講義を定期的に開催し更なる意識向上を図りたいという意見や、部下とのコミュニケーションの大切さ、男性社員の積極的行動が必要という前向きな意見も数多くありました。


Q.取組の効果はありましたか?

 今回の取り組みについては「来年も是非開催してほしい」と多くの社員から好評でした。
 特にファミリーデーについては、北上工場で実施したことにより、県外にある他の工場でも実施が検討されており、全社的なイベントとして取り組みの広がりが感じられます(令和4年12月下旬に兵庫工場で『親の参観日』を実施、そのほか他工場でも実施検討中)。
 業務中での開催にもかかわらず、ファミリーデーやセミナーに参加するために、各部署からも積極的な協力がありました。
 実際に参加することで、ワーク・ライフ・バランスを考える良いきっかけになったのではないかと感じています。


Q.今回の取組の感想をお聞かせください

 年間での取り組みを通して、このようなイベントを継続的に実施することが必要だと感じます。継続することにより、役職者をはじめ、社員の意識改革を促し、会社全体で今後の働き方を考えるきっかけとしても続けていくことが大切と感じました。
 ワーク・ライフ・バランスの推進とともに、部下と上司のコミュニケーションが活性化する仕組みづくりも必要だと思います。『誰もが働きやすい会社』と感じられるよう、引き続き、職場環境の整備を行っていきたいと考えています。
 弊社にも有休取得率のUPや規程の整備、男性社員の育休取得率UPなどさまざまな課題がありますが、社員一人一人が能力を十分に発揮することができるような体制や環境づくりを会社全体で進めていきます。
 今後もチャレンジ、創意工夫、自由闊達の「パンチスピリット」を大切に、社員一丸となって、これからも更に成長し続ける企業でありたいと思います。最後にこのような『男性社員のワーク・ライフ・バランスモデル創出事業』の取り組みに参加させていただき、ありがとうございました。


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