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企業等の取組事例紹介

株式会社ベアレン醸造所さん


  • ホップを開いてルプリンを一緒に観察中
    ホップを開いてルプリンを一緒に観察中
  • 材木町よ市で販売のお手伝い
    材木町よ市で販売のお手伝い
  • みんなで記念撮影をし、終えました
    みんなで記念撮影をし、終えました

企業概要

取組内容

令和3年度 男性社員のワーク・ライフ・バランスモデル創出事業

Q.この事業に取り組もうと思ったきっかけを教えてください

 ベアレン醸造所では「いわて子育てにやさしい企業」認証、「いわて女性活躍企業」認定、「えるぼし」「くるみん」、「イクボス宣言」の表明など比較的早くから時代に合った働き方に取組んでまいりました。そのような中、もっと踏み込んで男性スタッフのワーク・ライフ・バランスを考えてみたいと思ったこと、また弊社の取り組み事例をお知らせすることで、少しでも何かしらのお役に立つことができれば・・・と思ったことがきっかけでした。
 ベアレンのスタッフは20代30代が多く、これから子育てを経験するであろうこと、何より会社のトップが進んでセミナーを受けるなどし、ワーク・ライフ・バランスの大切さを示したことは大きかったです。


Q.具体的に取り組んだ内容を教えてください

社内チーム活動のひとつ、「働き方改革推進チーム」がリードしました。具体的には『お父さん・お母さんのお仕事見学会』の企画です。ベアレンは工場見学や各種のビールイベントを家族で楽しめるよう工夫していますが、親の仕事という目線で子(家族)が体感し、そういう場を親であるスタッフが共有できたらいいな、と思いました。
 ビールのもととなる麦汁を実際に飲んでみたり、収穫したホップの香や手触りを体験しました。また材木町よ市では販売のお手伝いをし、お客さまと交流を深めました。
 この企画のほか、社内報「熊連(ベアレン)通信」の中でスタッフの育休体験談を随時共有しましたし、よりよい職場づくり・男性スタッフの意識やエンゲージメントを高めるための社内アンケートを初めて実施しました。


Q.取組後、男性社員さんの意識や行動に変化はありましたか?

 そうですね、『見学会』では親であるスタッフが子の豊かな感性や成長を実感することができ、感動した・・・と話してくれました。社内報での共有は実際の様子が垣間見れるので、若手スタッフにとってはだいぶ参考になったようです。同時に育休を取得したスタッフ自身も妻とともに子育てを経験したことで、互いの理解が深まったと教えてくれました。
 育休は限られた期間なのですが、復帰後の家事の分担・協力にも良い影響があったようで、こちらとしても嬉しく思います。
 社内アンケートの結果は、全体的にポイントは高いこと、低い項目の改善だけに囚われずに良いところを伸ばす視点も大事にしてほしい旨、コンサルの方よりアドバイスをいただきました。


Q.取組の効果はありましたか?

 ベアレン醸造所で育休を取得した男性スタッフが昨年度は5名でした。それ以前も含めると7名になりますが、今回の取り組みを通じて意識がより高まったように感じます(今年度は新たに1名が取得しました)。
 ひとことでワーク・ライフ・バランスと申しましても皆それぞれ立場や環境は異なりますので、一人ひとりに少しでも合う働き方を提案することが大切だとあらためて思うことができました。
 正直なところ、実際は難しいこともあります。それでも男性の育休取得を続けることができるのは、これくらいの会社規模だからこそ、お互いを知り思いやれることがベースにあるような気がします。


Q.今回の取組の感想をお聞かせください

 様々な取組みを通じて、育児など当事者が体験し学びを得ると同時に、それらを共有することで周りのスタッフがともにライフを見つめ、いろいろな気づきがあったと感じました。
 弊社の掲げるブランドビジョンに『ベアレンにかかわるすべての人は仲間』というフレーズがあります。内側に目を向ければ、スタッフ皆んな同じ目標をもつ仕事仲間です。そんな関係を大切にしながら、これからもワークとライフの充実に努めたく思います。
 有意義な企画に参加できましたこと、あらためて感謝いたします。ありがとうございました。

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