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企業等の取組事例紹介

盛岡ガス株式会社さん


  • 料理教室 全体のようす
    料理教室 全体のようす
  • 料理教室のようす スープの下ごしらえ
    料理教室のようす スープの下ごしらえ
  • 料理教室のようす オーブンと奮闘中
    料理教室のようす オーブンと奮闘中

企業概要

取組内容

令和4年度 男性社員のワーク・ライフ・バランスモデル創出事業

Q.この事業に取り組もうと思ったきっかけを教えてください

 男性社員の家事や育児への参画を考えたとき、まずは当社の男性社員はどの程度家事や育児を家庭で行っているのだろうと想像してみましたが、普段の会話で調理の話を聞いたことがありません。
 一方で当社ではガスコンロやオーブン、炊飯器などの調理器具を販売しており、料理が全くできないのは、実際に商品を扱う業務知識において、恥ずかしいところでもあります。
 そこで、当社の男性社員が料理をするようになれば一石二鳥になると思い、料理教室の企画を考えました。女性が「夫にやって欲しい家事」のアンケートランキングをWebで調べると、どのサイトでも料理が上位に入っているので、当社だけではなく一般的にもニーズがあると思い企画に応募しました。


Q.具体的に取り組んだ内容を教えてください

 男性社員と子ども参加による「親子料理教室」を行いました。
 業務時間中に男性だけの料理教室だと、仕事の延長線上になってしまう懸念があったので、子どもにも参加してもらいました。
 開催にあたっては、外部講師を招き、しっかりとした料理教室を心がけました。
 メニューについては、参加者の奥様へアンケートをとり、アンケート結果を元に講師に考えてもらいました。当社にはクッキングスタジオがあるので、開催場所には恵まれておりました。


Q.取組後、男性社員さんの意識や行動に変化はありましたか?

 参加した男性社員からは、「料理を教わったことが無かったので良い経験になった」「台所に立つハードルが低くなった」「簡単な料理をするきっかけになった」などの声がありました。
 料理が苦手な男性社員にとっては、調理の難しさや献立を考える大変さがわかり、片付け等の料理のサポートをするようになったとの声もありました。
 一緒に参加した子どもたちが家事参加するようになったとの声もあり、男性社員も子どもたちにつられ一緒に料理する家庭もあったようです。


Q.取組の効果はありましたか?

 料理教室の開催による直接的な効果は、家庭でしか分からないかも知れませんが、今回のような男性社員の家事や育児の参画を促す企画を行うことで、会社としてのワーク・ライフ・バランスへの取り組む方向性や姿勢を示せたのが大きな効果だと思います。
 盛岡ガスは家事や育児に積極的に参画する男性社員を応援する会社であることを、参加していない従業員にも示すことができました。


Q.今回の取組の感想をお聞かせください

 会社企画ですので硬くなる雰囲気を危惧しましたが、子どもも参加することにより雰囲気が柔らかくなり、男性従業員の家事参加という本来の趣旨に添えた取り組みができたと思います。
 制度導入や法令説明等の施策は今後も行っていきますが、明確な効果や変化は難しいところです。本企画のように、様々な家事や育児の中のひとつにフォーカスした企画を実施していくのもひとつの有効な手段だと思いました。
 今回の「男性社員のワーク・ライフ・バランスモデル創出事業」への参加をきっかけに、料理教室以外でも男性社員の家事・育児参加イベントを奨励していきたいと思いました。


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