小学校に入ってもまだまだ続く子育て。生活習慣、社会のルール、あいさつなどのコミュニケーションや学校のことなど、成長するに従って不安や悩みは変わってくるはず。ここでは、ほんの一部をご紹介していますので、「子育てQ&A」も参考にしてみてください。
就寝時間が遅いことが影響し、朝、なかなか起きられないなどということはありませんか。子どもの成長に必要な「成長ホルモン」は、夜眠っている間に分泌されます。特に夜10時頃、たくさん分泌されるのでその時刻にぐっすり眠っていることが大切です。
ですから、十分な睡眠時間がとれるように早めに寝ることが大切です。子どもにも、早寝早起きの大切さを納得するようきちんと話してあげて、早く寝よう、一人で起きようという気持ちを持たせましょう。
家庭には、子どもに「社会性を身につけさせる」という大切な役割があります。これは、社会の状況が変わっても、大切な役割であることに違いありません。
子どもたちは、家庭の中でルールを守ることを通して、人との関係のあり方や社会のルールの大切さを学んでいきます。ルールを守る力が身についていれば、集団の中でもまごつくことがありません。みんなと楽しい学校生活を送ることができます。
それぞれの家庭でどんなルールを作っていくかを決めるに当たっては、まず、我が子をどのような人間に育てていきたいかということを親がしっかり話し合うことです。子どもに、これだけは身につけさせたいと思うことがあるはずです。それを我が家のルールにしていくのです。
ルールができたら、家族みんなで守っていきましょう。
返事やあいさつ、食事のマナーなどを身につけさせるには、家庭内での習慣がとても大切です。
普段から、家族であいさつをしていますか。朝の「おはよう」から始まり、「いただきます」や「ごちそうさま」、そして「おやすみなさい」まで、大人もきちんとあいさつをし、お父さんやお母さんは、互いに呼ばれた時、きちんと返事をしているか振り返ってみましょう。ひじをついたり、テレビをつけっぱなしで、食事をとってはいませんか。
子どもにだけ、あいさつやマナーを強要しても、肝心の大人がしていなければ、子どもには、なかなか身につかないでしょう。
「あいさつをしなさい」と怒るより、子どもに気持ちよく、あいさつをしてみましょう。また、家族同士でも、何かをやってもらった時は、「ありがとう」の一言を忘れないようにしたいですね。
家庭でのあいさつやマナーが身につくと、家庭の外でも、自然にできるようになるでしょう。