釜石産餅鉄を原料にした南部鉄瓶を釜石市へ寄贈します~鉄の記念日に鉄のまちの復興と発展の願いを込めて~
2018年11月29日
いわてたたら研究会(会長 田山和康、事務局 岩手県工業技術センター)では、釜石産餅鉄(鉄鉱石)を原料とした南部鉄瓶を、鉄の記念日(12月1日)に釜石市に寄贈いたします。
- 日時:平成30年12月1日 土曜日 11時40分頃
※鉄の学習発表会(10時から12時まで) の最後に行われます。 - 場所:チームスマイル・釜石PIT /釜石市大町一丁目1番10号(釜石情報交流センター)
- 寄贈物:釜石産餅鉄製 桜紋布団形鉄瓶
- 原料餅鉄産地:釜石市橋野町 沢桧(さわひ)川
この鉄瓶の材料となった鉄は、釜石市橋野町の沢桧川で採取した餅鉄を、研究会初代会長の中川淳の指導のもと、『釜石市立鉄の歴史館』のたたら製鉄体験会で製鉄したものです。
たたら製鉄とは日本古来の製鉄方法であり、木炭を燃料に砂鉄などに含まれる酸化鉄を還元して鉄をつくる技術です。手間と時間はかかりますが、低温で還元することにより不純物の少ない鉄が得られます。
鉄瓶の胴と蓋は釜石産餅鉄100%の鉄で、不純物の少ない鉄を使用しているため、銀色に輝き、さびにくく、蓋を胴に置いたときの音がよく響き余韻が長いのが特徴となっています。