妊娠40週のあいだに、赤ちゃんは小さな受精卵から始まって、約3000gの大きさにまで成長します。
妊娠中に体重が増えるのも、こうして大きくなっていく胎児や胎盤の重量、羊水、大きくなる子宮や乳房の分、さらに血液の増加、出産と授乳にそなえる母体の皮下脂肪分などのため。つまり、おなかの赤ちゃんを育むため、体重が増えるのは自然なことであり、またとても重要なことなのです。

●体格区分(非妊娠時)

低体重(やせ)：BMI 18.5未満

ふつう：BMI 18.5以上25.0未満

肥満：BMI 25.0以上

●妊娠全期間を通しての推奨体重増加量

低体重(やせ)：9～12kg

ふつう：7～12kg*

*体格区分が「ふつう」でBMI が「低体重( やせ)」に近い場合には上限側に近い範囲を、「肥満」に近い場合は下限側に近い範囲が望ましい。

肥満：個別に対応**

**BMI が25.0をやや超える程度の場合はおおよそ5kgが目安。著しく超える場合は他のリスク等を考慮しながら、体の状況を踏まえ、個別に考える。

●妊娠中期から末期の1週間あたりの推奨体重増加量

低体重(やせ)：0.3～0.5kg/週

ふつう：0.3～0.5kg/週

肥満：個別に対応

「妊産婦のための食生活指針」厚生労働省

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