教育活動での利活用
岩手県内の公立学校における震災伝承施設・団体の活用事例から、事前学習、現地学習、事後学習等の学習モデルを紹介します。
実践学校
宮古市立川井小学校
- 宮古市
内陸部に位置する宮古市立川井小学校では、川井地域と似たような状況下で後方支援活動に取り組んだ遠野市と普段の避難訓練を大切にしていた釜石市について学ぶことで、大きな災害に備え、これから自分達に何ができるか考えることを目指しました。
STEP-1 事前学習
訪問先(遠野市、釜石市)の当時の状況について、「いわての復興教育」副読本やインターネットを活用した調べ学習
【参考 調べ学習におすすめ】
岩手県立図書館「I-ルーム」の活用
いわて震災津波アーカイブ~希望~
いわての復興教育副読本
STEP-2 現地学習

①3.11 東日本大震災遠野市後方支援資料館
・館内の解説、資料・映像見学
②いのちをつなぐ未来館
・館内の解説
③三陸鉄道・震災学習列車
・三陸鉄道職員による解説
STEP-3 事後学習
下記3点について、まとめたり、考えたりする学習を実施
・現地学習を通して分かったこと
・災害時や災害に備えて自分たちにできること
・学習全体を通して考えたこと
学習成果
○ 「3.11東日本大震災遠野市後方支援資料館」で学習したことで、東日本大震災津波の被害の様子だけではなく、被災地を支援した地域の取組や人々の思いを知るとともに、いつ起こるか分からない災害に対して、皆で協力して取り組むことの必要性が理解できた。
○ 釜石市での学習を通して、災害への普段の備えの大切さ、避難する際に気を付けなければならないこと、正しい知識の大切さ等に気付くことができた。