教育活動での利活用
岩手県内の公立学校における震災伝承施設・団体の活用事例から、事前学習、現地学習、事後学習等の学習モデルを紹介します。
実践学校
盛岡市立中野小学校
- 盛岡市
盛岡市立中野小学校は、地域で起こり得る危険を知り、危険発生時には自らの生命や身体を守るために自ら判断して対処できる力を育成する必要があると考え、中学校区の３校で連携し復興防災教育に取り組みました。
STEP-1 事前学習
【４日間に分けて下記訓練を実施】
①避難訓練（火災）
②緊急時引渡し訓練
③避難訓練（不審者対応）
④避難訓練（地震）
STEP-2 現地学習
①東日本大震災津波伝承館
・解説員による解説
②高田松原津波復興祈念公園パークガイド
・震災遺構の見学
STEP-3 事後学習
【３D都市データを活用した防災教育】
・岩手河川国道事務所と東北工業大学が連携し『キッズ向けさいがいMAP』（ゲームソフト「マインクラフト」と「３D都市データ」等を組合せ、自分の住む地域が浸水した仮想空間の再現）を用いて、ハザードマップ等の理解促進に取り組んだ
学習成果
○ 一連の取組を通じ、児童は命の尊さについて今一度深く考え、自他の命や安全を守ることの意識を高めることができた。
○ 陸前高田市を訪問し、実際に被害の様子を見聞きすることで、震災当時の様子や復興に向けた取組について児童の理解が深まった。
