教育活動での利活用
岩手県内の公立学校における震災伝承施設・団体の活用事例から、事前学習、現地学習、事後学習等の学習モデルを紹介します。
実践学校
洋野町立大野中学校
- 洋野町
洋野町立大野中学校は、気候や地形によってもたらされた洋野町の自然の美しさや恵みの豊かさ、地域の特性を生かした地場産業やそこに生きる人々の姿、震災復興への歩み、環境を守り次世代に伝えていくことの大切さについて、体験学習を通して学ぶことを目的として復興教育を実施しました。
STEP-1 事前学習
いわての復興教育副読本を使用し、東日本大震災津波についての調べ学習
【参考 調べ学習におすすめ】
岩手県立図書館「I-ルーム」の活用＜「Ⅰルーム」詳細ページのリンク＞
いわて震災津波アーカイブ～希望～
いわての復興教育副読本
STEP-2 現地学習
①三陸鉄道・震災学習列車
・三陸鉄道職員による解説（久慈駅～田野畑駅）
②体験村・たのはたネットワーク
・明戸海岸防潮堤、ジオパーク見学
③学ぶ防災ガイド
・防潮堤、たろう観光ホテル見学
STEP-3 事後学習
【震災から復興した地元企業の見学】
・東日本大震災津波時、大きな被害を受けた洋野町種市地区の企業「北三陸ファクトリー」を訪問し、震災からの復興について学習
学習成果
○ 体験を通して、震災津波の影響や復興までの過程を知り、理解を深めることができた。
○ 東日本大震災津波発災時、洋野町が岩手県内で唯一死者・行方不明者がなかったことを学び、日頃の備えの大切さを実感した。
