生まれたての赤ちゃんは、目の前のものがぼんやりと見えるぐらいの視力です。ホラ、顔を近づけると赤ちゃんも、じっとみつめていませんか。赤ちゃんは言葉が話せないから、ついつい無口で、お世話をしがちですが、ちゃんとお母さんの声を聞いています。授乳の時はもちろん、おむつ替えの時も、赤ちゃんのお世話をする時は、いっぱい話しかけてあげましょう。「よしよし、○○ちゃんいい子ね~。かわいいね~。」の連発でもOKです。お母さんの声、匂い、ぬくもりが赤ちゃんに伝わります。
最初の頃は飲んで寝ての繰り返し。1か月を過ぎると少しずつ目覚めている時間が長くなります。でも、まだ昼夜の区別はありませんので、夜中でも泣いて、お父さん、お母さんは少々寝不足になるかもしれません。もう少しの間だけ、赤ちゃんのペースにつきあってあげてくださいね。
この時期は、理由もなく、赤ちゃんが泣くことがよくあります。泣いた度に抱っこすると、「抱きぐせ」がつくと心配されるお母さんも多いのでは。でも、赤ちゃんは抱っこが大好きです。抱っこして泣きやむなら、抱きぐせは気にせず、抱いてあげましょう。一人遊びができるようになると、自然に減ってきます。
このころは、昼も夜もなく続く赤ちゃんのお世話で大変。眠い!疲れもたまってきます。私は、おばあちゃんたちのアドバイスで、ひたすら昼寝の時間を取りました。炊事や洗濯の途中でも、赤ちゃんが眠った時がお母さんのお昼寝タイム!誰に遠慮することなく、堂々と家事を放り投げて横になりましょう。
赤ちゃんが生まれたことでお母さんとの距離を感じている上の子。この頃の赤ちゃんは飲んで寝ることがお仕事ですから、そんなに気を使わず、まず上の子に気持ちを向けましょう。赤ちゃんを抱っこした後は必ず、上の子も抱っこしてあげましょう。上の子は赤ちゃんがえりをしながら、お母さんの愛情を確かめているんです。自分がお母さんに忘れられていないって安心できれば、自然に上の子らしくなってきます。